grimmsrichman’s blog

色々記録するブログ

初めての年末調整②

給与所得控除

給与所得控除とは1年間の給与収入の総額から収入額に応じて一定の金額を差し引きます。この差し引き額を給与所得控除と呼びます。
給与所得者は基本的に確定申告を行わないので収入から経費を差し引くことが出来ません。そのため、見なし経費という位置付けで給与所得控除という制度が設けられています。
控除額(差引額)は令和2年時点では以下の表の通りとなります。
給与等の収入金額
(給与所得の源泉徴収票の支払金額)
給与所得控除額
1,625,000円まで 550,000円
1,625,001円から 1,800,000円まで 収入金額×40%-100,000円
1,800,001円から 3,600,000円まで 収入金額×30%+80,000円
3,600,001円から 6,600,000円まで 収入金額×20%+440,000円
6,600,001円から 8,500,000円まで  収入金額×10%+1,100,000円
8,500,001円以上 1,950,000円(上限)
 
年収500万円、非課税通勤手当5万円の場合の給与所得控除額は143万円となります。
(5,000,000ー50,000)×0.2+440,000=1,430,000
給与所得:(5,000,000ー50,000)ー1,430,000=3,520,000
 

合計所得金額

合計所得金額とは名前の通り全ての所得金額の合計金額となります。給与所得のみの方の場合は給与所得=合計所得金額と考えて結構です。
保険の解約返戻金や投資信託の配当などがある場合は注意が必要です。